涙のはなし

悲しくなったり、
あくびをしたり、
目にゴミが入ったり、
さまざまなシーンで
目から流れる涙。
普段は泣いた時くらいしか
意識することのない涙ですが、
目の健康に欠かせない役割を
果たしています。

涙は目にとって血液のような存在

私たちの身体は、酸素や栄養を血液で全身に運んでいます。
もちろん、目にも酸素や栄養が必要ですが、ものを見る組織である角膜(黒目)は、光を通すために透明であり、血管がありません。
では、角膜はどのようにして酸素や栄養を補給しているのでしょうか?

その答えは「涙」です。

涙は水分を主体としていますが、その中には目を健康に保つためのさまざまな成分が含まれています。まばたきによって目の表面に供給された涙は、目を乾きから守り、ごみや老廃物を洗い流すとともに、角膜に酸素や栄養を運ぶ役割を担っており、涙は目にとって「血液」ともいえる存在なのです。

涙の働きと成分

涙の働き 涙の中の成分
目の表面を均一にして、
眼球の動きをなめらかにする
油成分(ワックスエステルなど)、ムチン
細胞の成長を促す ビタミンA、EGF(表皮成長因子)
傷ついた目の修理を促す ビタミンA、ムチン、EGF(表皮成長因子)
目の乾燥感を防ぐ 油成分(ワックスエステルなど)、ムチン
細胞の感染から目を守る たんぱく質(lgA、ラクトフェリン、リゾチームなど)
目に酸素や栄養を補給する グルコース、アミノ酸
目の表面の活性酸素を除去する ラジカルスカベンチャー、スーパーオキサイドディスムターゼなどの酸化還元酵素

ビタミンAは細胞の成長や角膜の修復を促進、涙を目の表面にとどめるムチンを産生。

目に涙をとどめるメカニズム

目の機能を正常に保つためには、安定的に目に涙をとどめておくことが大切です。本来、角膜は水をはじく性質があり、そのままでは涙はすぐに流れ落ちてしまいます。これを防ぐために角膜には涙をとどめ、蒸発させないための巧妙なメカニズムがあります。

そのメカニズムは涙を構成する3つの層にあります。一番外側で外気と接している「油層」は、目の表面全体に広がり、涙の蒸発を防止します。真ん中が、目に補給する新鮮な酸素や栄養分が含まれている「水層」、そして、最も角膜に近い層は「ムチン層」です。
角膜の表面を覆っている、ネバネバした成分である「ムチン」は、涙と角膜の間を取り持って角膜に涙をつなぎ止める重要な役割を果たしています。ムチンは涙の減少に伴い、減っていくことがわかっています。ムチンの減少により、目の表面に涙がとどまりにくくなると、角膜が傷つきやすい状態になり、さまざまなトラブルを引き起こしやすくなります。

涙のバランスが崩れる要因

分泌された涙は、まばたきによって目の表面全体に広がり目をうるおすと、蒸発したり鼻へと流れていきます。通常、1分間で約15~20回のまばたきを行い、このサイクルを繰り返し、涙は一定のバランスを保っています。

しかし、テレビやパソコン、スマホ画面に集中してまばたきが極端に減る、乾いた外気で涙が蒸発しやすくなる、ストレスや年齢などによる涙の分泌量の減少……により、このバランスが崩れると、目の表面に涙がとどまりにくくなります。

涙の不安定化は見え方にも影響

涙にはレンズの役割をしている角膜表面を、均一になめらかにする役割があります。角膜が均一になめらかな表面であれば、見たものは正しい屈折でピントが合い、くっきりとした映像を映しだすことができます。

しかし、涙の質や量が変化・減少し、角膜表面が乱れてしまうと、ピントは合いにくく、ぼやけた映像が映しだされてしまいます。このような場合、目はピントを調節しようと毛様体筋(水晶体の厚さを調節してピントを調節している)を酷使し、疲労することにより、目の疲れなどのトラブルを引き起こしやすくなります。

普段あまり意識することのない涙ですが、実はものの見え方にも大切な役割を果たしているのです。

つらい症状には目薬で
“瞳ケア”を

目を酷使することが多い現代社会では、「目が乾いてショボショボする」「目が疲れて重い」といった症状を訴える人が増えています。これら、つらい乾きなどによる疲れは、涙の不安定化により、目に涙がとどまらず、角膜が傷つくことで引き起こされているのです。

乾きなどによる目の疲れを感じたら、症状の悪循環を断つためにも、症状にあった目薬で瞳ケアを取り入れるのがおすすめです。
「スマイルTheメディカルA」は、乾きなどによる疲れを治せる目薬。
「①傷ついた角膜を修復する」「②ムチンを産生し、涙を安定化する」という2つの働きをもつ「ビタミンA」を配合、目に涙をとどめます。