コンタクトレンズ
装用時に
目がかすむ原因は?
コンタクトレンズを使っていて、目が疲れたり、かすんで見えづらくなったりして困ることはありませんか。
コンタクトレンズ装用時に目がかすむのは、レンズ自体の問題が原因の場合もあれば、ドライアイや角膜の傷など目の問題が原因の場合もあります。
この記事では、コンタクト装用時のかすみ目(目やにの多いときなど)の原因と対処法を解説します。かすみ目にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
01.コンタクトレンズ装用時のかすみ目とは
かすみ目とは、視界がかすんで物が見えにくくなったり、ピントが合わなくなったりする症状のことをいいます。コンタクトレンズ装用時のかすみ目が気になる人の中には、毎日つづく症状に悩まされている人もいれば、日によって症状が異なる人もいるでしょう。
かすみ目は角膜の傷などが原因の可能性もあるため、目の違和感に気付いたら早めに対処しましょう。
02.コンタクトレンズ装用中に目がかすむ原因
コンタクトレンズを使っていて目がかすむ原因を解説します。
コンタクトレンズのつけ間違い・不具合
コンタクトレンズで物がかすむ時は、コンタクトレンズに問題がないかどうかを確認しましょう。例えば、次のような原因で視界が悪くなっている可能性があります。
- レンズの左右を取り違えている
- レンズの表裏が間違っている
- 度数が合っていない
- レンズが汚れている、破損している、変形している
コンタクトレンズの使い方を誤ったり、レンズが自分に合っていなかったりすると視界が悪くなります。見えにくい状態で無理に見ようとすると目に負荷をかけ、角膜の傷由来であるかすみ目の症状が悪化することもあるので、レンズの不具合に気付いたら使用を中断し、眼科で診察を受けましょう。
ドライアイ※
※ドライアイ(乾燥性角結膜炎)とは…目の乾き、疲れ、充血、涙目、異物感、痛みなど多岐にわたる症状を呈し、涙が不安定になるものです。
角膜の表面には涙の層があり、コンタクトレンズはその涙の層の中に入って目に吸い付くような形で安定しています。目を覆う形になっているので、コンタクトレンズ装用時はどうしても目が乾燥したり、涙の状態が不安定になったりしやすいのです。
本来、涙は目の表面をなめらかに覆い、カメラのレンズ表面のような働きをしています。ドライアイの人がかすみ目に悩まされることがあるのは、涙の量が不十分になると表面がなめらかではなくなってしまい、きれいに見えにくくなるためです。
角膜の傷
コンタクトレンズを使っていると、角膜に傷がついて目がかすむことがあります。角膜は、涙と同様にカメラのレンズ表面の役割をするのと同時に、目を異物などから守るバリアとしても機能しています。
コンタクトレンズは、正しく使えば角膜に傷をつけることのない医療機器です。しかし、コンタクトレンズが涙液に覆われない乾いた状態になるとレンズ表面の涙液層に細かな凹凸ができたり、レンズの変形、歪みのために目がかすんでしまいます。また、目の乾燥やレンズの汚れなどがあると角膜が刺激を受け、傷ついてしまうことがあります。角膜に傷がつくと今度は角膜の表面がでこぼこになり目がかすんでしまうのです。
03.現代人は角膜に傷がつきやすく悪化しやすい!?
目が乾燥すると、まばたきをするだけでも角膜に傷がつくことがあります。通常は目の表面を覆っている涙が潤滑剤のような働きをしてほこりや花粉などの異物を洗い流しますが、涙が不足しているとうまく潤滑できず、まぶたと異物の摩擦で角膜に傷がつきやすくなるのです。
仕事などで一日中パソコンなどのディスプレイを見ながらおこなうVDT(Visual Display Terminals)作業をする人は、画面を長時間凝視するため目が乾燥しやすい状態です。さらにエアコンの効いた部屋でコンタクトレンズをつけてVDT作業となると、目が乾燥する原因が重なってしまうため、角膜に傷がつくリスクが高まります。
04.コンタクトレンズ装用時に目がかすむ時の対処法(角膜ケア)
角膜の傷はかすみ目(目やになどによる)の原因のひとつであり、日頃から角膜を傷リスクから守ることが大切です。角膜の細胞が活動するためには、目が十分な涙でうるおっていることと、角膜に栄養が行き届いていることが重要。涙が不足していたり、栄養が不十分だったりすると修復ができず、角膜の傷リスクが高まります。目をしっかり休める、目の周りを温めて血流をよくする、アイメイクは優しくしっかり落とす、入浴で自律神経を整える、角膜の傷が原因の各症状に対応する角膜修復成分配合の目薬を使用するなど、目の健康に努めましょう。
05.コンタクトレンズ装用時の目薬の選び方・使い方の注意点
選び方の注意点
使い方の注意点
記事監修:杏林大学医学部 眼科学 教授
日本角膜学会 理事長
日本コンタクトレンズ学会 理事
/山田 昌和 教授