角膜は黒目の部分の最表面にあり、以下のような役割があります。
- 球面レンズとして光を集め眼球内部へ導く
- 眼球表面の一部として眼の組織を支える
- 細菌などの侵襲から眼を守る
角膜は目の一番表面にあるからこそ、傷つきやすくなっています。
角膜は5層構造になっており、一番外側に厚さ0.05mmの角膜上皮とよばれる層があります。
この角膜上皮はダメージを受けやすいデリケートな組織で、長時間にわたりパソコンやスマートフォン・タフレットを活用し、目を酷使していると、自己修復(ターンオーバー)が追い付かない場合があります。
さらに、集中して画面を見ている間は、まばたきの回数が通常時の1/4程度まで減り、目が乾きやすい状態になります。そこにコンタクトレンズの装用やエアコンによる室内の乾燥などもあいまって、ドライアイ(目の乾き)を引き起こすことがあります。
このように目が乾いた状態では、まばたきをするだけで瞼(まぶた)との摩擦により角膜ダメージを受けるリスクがあり、その結果、目の疲れ・目のかすみ・充血などの不調を引き起こすことがあります。
