角膜の傷は
どのくらいで治る?
ターンオーバーを
回復させるケア方法

スマートフォンの普及により生活環境やライフスタイルが変化し、目を酷使する環境が多くなりました。目を酷使することで、疲れ目やかすみ、充血といった症状が出ることがあり、その原因の一つとして、角膜の傷が考えられます。

私たちの日常生活には、角膜に傷がつきやすい要因がたくさん潜んでいます。角膜上皮には傷を自己修復する機能がありますが、ついてしまった傷はどのくらいで治るものなのでしょう。この記事では、角膜の傷が修復される仕組みや期間について、そして角膜の傷を悪化させないためのケア方法についてご紹介していきます。

01 角膜の自己修復機能
(ターンオーバー)の仕組み

角膜は5層構造になっており、その最も外側には角膜上皮とよばれる層があります。角膜上皮は厚さがわずか0.05mmしかない薄い層で、非常に傷つきやすいデリケートな組織です。

一方で、角膜上皮の細胞は傷がついてしまった時に自己修復する機能を備えており、新陳代謝が非常に活発です。通常5~7日間で古い細胞は新しく生まれ変わります(ターンオーバー)。傷がついた組織を自己修復し、角膜の表面は正常な構造に回復するのは通常1~4週間と考えられています。
ただし、角膜のダメージの度合いや修復力には個人差があるため、明確にどのくらいで傷が治るかは人それぞれ異なります。自己判断せずに医師に診てもらいましょう。

角膜表面のイメージ図

※イメージ

角膜ターンオーバー正常化の重要性

現代人は、長時間にわたるパソコンやスマートフォン・タブレットを活用するVDT(Visual Display Terminals)作業などによって目を酷使しています。集中している時間はまばたきの回数が通常時の1/4程度まで減り、目が乾きやすい状態です。そこにコンタクトレンズの装用やエアコンによる室内の乾燥などもあいまって、ドライアイ(目の乾き)を引き起こします。このように目が乾いた状態では、まばたきをするだけで、まぶたとの摩擦により角膜に傷がつくリスクがあるのです。

また、角膜のターンオーバーは、涙の状態が悪くなると低下してしまいます。さらに、加齢とともにターンオーバーは衰え、本来であればターンオーバーによって正常な状態に保たれるはずの角膜上皮が、通常のサイクルでは回復が追いつかずダメージを受けてしまうのです。

角膜に傷がつかないように守るためには、できるだけ目を酷使しないようケアするとともに、涙を正常な状態に保ち、角膜のターンオーバーを正常化させることが重要です。

02 角膜ターンオーバーの低下が
引き起こす症状

「エアコンの効いた部屋で、パソコン作業をする」などの状況に思い当たる人も多いでしょう。複数の要因により角膜に傷がつきやすく悪化しやすい環境下では、具体的にどのような症状があらわれるのでしょうか。

角膜の修復が追いつかなくなることで起こる症状

角膜の修復が追いつかなくなることで起こる症状

修復が追いつかないと、角膜の一部が欠けたままの状態です。それによって、目が疲れる、目がかすむ、涙がとまらなくなる、目が充血する、目がゴロゴロするなどの症状があらわれることがあります。

角膜が損傷すると、たとえ小さな傷であっても、目の中で光が正しく処理されず、まぶしさを感じたり、ものが正しく見えなくなったりすることもあるのです。また、ものが見えにくいことによって疲れ目やかすみ目になることもあります。

角膜の修復が追いつかなくなることで起こる症状

また、角膜上皮は目の最も外側にある膜で、細菌などの異物が目に入るのを防ぐバリアの役割を持っています。日頃からケアを心がけて角膜ターンオーバーの低下を防ぎましょう。そして、目に違和感がある時や痛みのある時には、悪化を防ぐためにも眼科で診察を受けることをおすすめします。

03 角膜の修復を促すには?

では、ターンオーバーが低下し、角膜上皮の再生が追いつかない時にはどのように対応すればよいのでしょうか。角膜の自己修復を助けるためのケア方法をご紹介します。

角膜表面のイメージ図

※イメージ

目にうるおいを与える

涙の量が不足して目が乾いてしまうと、目にゴミなどの異物が入った時に涙と一緒に流し出すことができなくなります。また、角膜が乾いた状態になると、花粉やPM2.5、黄砂などの異物や、コンタクトレンズの装用などによって傷がつきやすくなる(表面の細胞が剥がれ落ちる)ことがあります。

目にうるおいを与えて乾燥をケアしましょう。意識してまばたきをおこなって涙を安定させる、目の乾きを感じたら人工涙液の目薬を使うといった方法が有効です。

細胞の成長を促す成分を摂る

バランスのよい食事を心がけるとともに、目によい栄養成分といわれるビタミンA(レチノール)を摂って目の健康を保ちましょう。豚レバー、鶏レバー、ほたるいか、人参、ほうれん草、春菊などに多く含まれます。また、目の健康を保つために、角膜修復成分配合の目薬を使うこともおすすめです。

04 角膜を傷つけないために
気をつけたいこと

角膜は傷つきやすい組織ですが、日頃のケアによってダメージから守ることも可能です。ここでは、普段の生活で心がけたいことをご紹介します。

コンタクトレンズを正しく使用する

コンタクトレンズを正しく使用する

コンタクトレンズは取り扱いに十分注意して正しく使いましょう。使い方を誤ると、角膜に傷をつけたり、傷を悪化させたりする恐れがあります。

目薬を正しく使う

目薬を正しく使う

テレワークの増加によってパソコンを長く使うようになり、目薬を使う機会が増えた人も多いのではないでしょうか。目薬は選び方や使い方を間違えると涙の成分バランスが崩れ、角膜にダメージを与えてしまう恐れもあります。また、目薬のさし過ぎもトラブルを引き起こす原因のひとつです。目薬は、正しい使い方を確認し、必ず用法、用量を守って使用しましょう。目薬を選ぶ際には、目にやさしい防腐剤無添加のものもあるのでチェックしてみてください。

不調がつづく場合は眼科で診てもらう

不調がつづく場合は眼科で診てもらう

角膜の小さな傷が目の病気の原因になったり、体の諸症状を引き起こしたりすることがあります。目に異常を感じたら、自己判断せずに早めに眼科へ行きましょう。

記事監修:東邦大学医療センター 大森病院
眼科 教授 診療部長/堀 裕一 先生

Check Point あなたの角膜の
状態をチェック!

様々な目の不快症状、
実は角膜の傷が原因かも…。
次のチェックリストで角膜の
傷リスクをチェックしてみましょう。

この記事は医師の監修による
角膜の傷の解説であり、
目に不快症状がある場合は
眼科医に診てもらうことをおすすめします。

  • 1日5時間以上、テレビ・パソコン・スマートフォンなどの画面をみている
  • 1日中、目がゴロゴロする
  • 目を10秒以上あけていられない
  • 目が痛くなることがある
  • 常に目が乾いてショボショボする

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