コンタクトレンズユーザーは
ドライアイになりやすい?

※ドライアイ(乾燥性角結膜炎)とは…目の乾き、疲れ、充血、涙目、異物感、痛みなど多岐にわたる症状を呈し、涙が不安定になるものです。

コンタクトレンズ使用時に目が乾燥する、目がゴロゴロする、目が疲れるといった症状に悩まされていませんか?コンタクトレンズを装用している人はドライアイになりやすいとされており、ドライアイの患者数は全国に2,200万人以上ともいわれています。
ー日本眼科医会「IT 眼症と環境因子」研究班(2003)

コンタクトレンズユーザーは、なぜドライアイになりやすいのでしょうか。ここでは、その原因と予防法、そしてドライアイになりにくいコンタクトレンズの選び方や装用時の注意点について解説していきます。

01 ドライアイとは?

目の表面は、涙で覆われています。涙はまぶたの奥にある涙腺から分泌され、まばたきによって目の表面に均一に広がります。涙には、目のうるおいを保って乾燥を防ぐほか、バリアとなって外の刺激や異物などから目を守ったり、不要物を外に流し出したりする役割があります。

ドライアイ※とは?

イメージ図

涙は、「油層」「水層」「ムチン層」から成る3層構造をしており、その3層がバランスを維持しながら目の表面を覆っています。しかし、涙の量が減ったり、この3層のバランスが何らかの理由で崩れたりすると、目の表面をきれいに覆うことができなくなり、その結果ドライアイの症状を引き起こしやすくなります。

現代は、さまざまな要因によって目が乾きやすく、角膜がダメージを受けやすい環境にあるといわれています。目が乾燥するだけでなく、それによってものが見えにくくなったり、目にトラブルが生じたりすることもあるため、重症化しないように日頃からケアをすることが大切です。

02 コンタクトレンズユーザーは
なぜドライアイになりやすい?

コンタクトレンズを使っている人は、ドライアイになるリスクが高いといわれています。それはなぜなのでしょうか。

目の一番外側には角膜という膜があり、通常はその表面が涙で覆われて、なめらかな状態に保たれています。コンタクトレンズはその涙の層の中に入り、角膜に吸いつくような形で安定しています。コンタクトレンズは涙の外側を覆っているようなイメージがあるかもしれませんが、実は涙の中に入り込み、涙で覆われるような格好になっています。

コンタクトレンズユーザーはなぜドライアイ※になりやすい?

コンタクトレンズ使用時のドライアイにはさまざまな要因がありますが、ソフトレンズを使っている場合に起こりやすいのが、レンズが涙を吸収してしまうことによる目の乾燥です。ソフトレンズはそれ自体が水分を含んでおり、その水分が蒸発してしまうと周囲の水を吸収して補う性質があります。涙の量が減るとコンタクトレンズが乾燥し、周囲の涙を吸収してしまうため、余計に涙の量が減って目が乾いてしまうのです。

また、コンタクトレンズの汚れが目の乾燥の原因になることもあります。コンタクトレンズを使う時は装用期間を守り、洗浄が必要なレンズの場合は正しくケアをして乾燥を防ぎましょう。

03 コンタクトレンズユーザーのアイケア方法は?

コンタクトレンズ使用時の目の乾燥は、日頃のアイケアで予防しましょう。目の不快感を緩和し、ドライアイを防ぐためには、涙を正しい状態に保って角膜をなめらかにすることが重要です。ここでは、目の乾燥を防ぐための4つのケア方法をご紹介します。

目薬で目にうるおいを与えて乾燥を抑える

目薬で目にうるおいを与えて乾燥を抑える

コンタクトレンズ装用時の乾燥や不快感を改善するため、目薬を使っている人も多いのではないでしょうか。目薬には目にうるおいを与えて目を快適な状態に保つ効果があります。ここでは目が乾きやすいタイミングについて解説していきます。

乾きやすいタイミング

1.朝起きた時・夜寝る前

目は眠っている間に乾燥しやすいので、朝起きたときと、夜寝る前が目が乾きやすいタイミングです。目の乾きを感じた際には、角膜修復成分配合の目薬を使うのがオススメです。

2.午後から夕方

パソコンやスマートフォンを使っている人は、午後になると目が疲れて乾燥しやすくなります。
午後から夕方にかけては目の乾きを感じやすいタイミングなので、目薬は乾燥を感じたタイミングで使用しましょう。

また、目が乾燥していると1日に何度も目薬を使いたくなってしまいますが、点眼の回数は多ければよいというものではありません。目薬を適正回数以上さし過ぎると、涙の油膜層が破壊されてしまい、角膜に傷がついてしまうことがあります。安全に使用して高い効果を得るためには、説明に書かれている用法・用量を守り、正しく使用することが大切です。また、防腐剤の入っていない目薬もあります。用法用量を守り、正しく使用しましょう。

意識的に完全なまばたきの回数を増やすよう心がける

意識的に完全なまばたきの回数を増やすよう心がける

涙には、角膜の表面になめらかに広がって角膜を保護したり目にうるおいを与えたりするはたらきがありますが、まばたきが不完全(上瞼と下瞼をしっかり閉瞼しないまばたき)になってしまったり、回数が減ると涙が均一に広がらず、目の全体を覆うことができなくなります。目の乾燥には涙の3層のうち油層が重要です。この油は上瞼と下瞼がくっつくまばたきによって、分泌されます。これが、適切に分泌&均一に広がらない状態になると涙が蒸発しやすくなり、目の乾燥につながります。特にパソコンやスマートフォンを使用している時はまばたきが不完全になりがちです。さらにまばたきの回数が通常の1/4にまで減ってしまうため、いつも以上に意識して回数を増やすようにしましょう。 

適したコンタクトレンズを選ぶ

適したコンタクトレンズを選ぶ

コンタクトレンズには、大きく分けてハードレンズ、ソフトレンズの2種類があります。近年は1day、2week、1monthなどの使い捨てタイプのソフトレンズの人気が高まっていて、その中にも含水率の高いものや酸素透過性の高いものなど色々なタイプがあります。高機能なものもたくさん出ていますが、最も重要なのは、それぞれの特徴を理解したうえで自分に合ったものを選ぶこと。一つの機能だけで選ぶのではなく、自分に合っているかどうかを総合的に判断することが必要です。 また、少なくとも週に1回程度は、コンタクトレンズを使用せず眼鏡を使用する、目を休める日をつくることも心がけましょう。

眼科で診察を受ける

眼科で診察を受ける

目を健康な状態に保つために、定期的に眼科で診察を受けましょう。たとえば使い捨てタイプのレンズを使用している場合は、毎回の購入時に診察を受けることで、涙の量や目の状態を確認し、コンタクトレンズが目に合っているかどうかをチェックしてもらうことができます。最初の購入時にのみ眼科を受診し、その後は診察を受けずに購入している人も多いかもしれませんが、コンタクトレンズを安全に使用するためにも定期的に診察を受けることをおすすめします。

ドライアイはただの目の乾燥と軽視してしまいがちですが、放置することで角膜を傷つけたり、重症化したりする可能性もあります。目を健康に保つために、目に違和感がある時やコンタクトレンズを購入する時には必ず眼科を受診しましょう。

記事監修:伊藤医院眼科副院長 慶應義塾大学眼科元非常勤講師 東京大学眼科臨床研究員
/有田玲子先生

Check Point ドライアイ
セルフチェック

あなたの目はドライアイになっていませんか?
自分の目の乾き度を知るために、
まずはセルフチェックをしてみましょう。

この記事は医師の監修による
ドライアイの解説であり、
このような症状のある方は眼科医の診断を
受診することをおすすめします。

  • 目薬をさしてもすぐに乾きを感じる
  • 夕方になるとコンタクトがはりついている
  • 目が乾いて仕事に長時間集中できない
  • 冷暖房が強いところに長くいると目がしょぼしょぼしてくる
  • スマホをしばらく見ていると目をあけているのがつらくなる

ドライアイ(目のかわき)にお困りの方はこちら!

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