目の疲れの原因は
「角膜」にあった!?
疲れ目の原因とケア方法

目の疲れを感じた時、あなたはどのように対処していますか?目がショボショボしてきた時に目薬を使ったり、目の周りのツボを押したりといった工夫をしている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、目の疲れの主な原因や症状、ケア方法について解説します。目の疲れを緩和させるために、まずはなぜ目が疲れるのかをみていきましょう。

01 目の疲れが起こる原因

ものを見る時、目は無意識のうちにピント調節をしています。このピント調節機能が低下すると、物がぼやけて見えにくくなります。カメラで写真を撮影する時に、ピントがずれるとぼやけた写真になってしまうのと同じような状態です。

見えにくい物を無理に見ようとするとピントを合わせるために労力がかかり、目が疲れます。一時的な疲れであれば休息によって回復しますが、疲れ目の状態がつづくと回復しにくくなり、人によっては肩こりや頭痛などの症状があらわれることも。このように、目の疲れにとどまらず、体にまで症状が出てきてしまうことを眼精疲労といいます。

また、ものを見続ける(凝視する)とまばたきの回数が減り、目が乾燥した状態になります。涙はゴミや菌などの異物を洗い流す役割があり、乾いた状態だと十分に目の表面を覆うことができなくなり角膜がむき出しになります。この状態でまばたきをすると異物とまぶたの摩擦で角膜に傷がつき、目の疲れやかすみ(目やにの多いときなど)、充血などを引き起こすこともあります。角膜の傷(軽度なこすれによる)を放置すると、症状が悪化することもあるので注意が必要です。

疲れ目を引き起こす目のピント調節の仕組みや角膜の傷(軽度なこすれによる)

疲れ目を引き起こす目のピント調節の仕組みや角膜の傷(軽度なこすれによる)について詳しく解説します。

疲れ目を引き起こす目のピント調節の仕組みや角膜の傷(軽度なこすれによる)

ピント調節機能の低下による目の疲れ

ピント調節機能の低下による目の疲れ
ピント調節機能の低下による目の疲れ

※イメージ

人の目は、もともと遠くがよく見える仕組みがあります。近くを見る時には、毛様体筋という筋肉が収縮してレンズを引っ張り、ピントを合わせます。例えばパソコンやスマートフォンなどを見ている時は、近くを見続けるため毛様体筋が収縮して緊張した状態です。特にスマートフォンは画面や文字のサイズが小さいため目への負荷が高く、この緊張状態が続くと筋肉が凝り固まってしまい、ピント調節機能が低下することがあります。ピントが合いづらい状況でものを見続けるため、目にはますます負荷がかかるのです。

角膜の傷による目の疲れ

角膜の傷による目の疲れ

※イメージ

目の表面には涙があり、涙は表面全体をなめらかに覆っています。しかし、涙が蒸発して乾くと目の表面(角膜)がデコボコになってしまうのです。涙や角膜には目を異物などから守るバリアとしての役割もありますが、涙が不足するとバリアが崩れて細胞全体が濁ってしまい、レンズの機能が低下してピントが合わなくなることも。

角膜の傷による目の疲れ

※イメージ

また、黒目の部分の外側にある角膜は、涙で覆われていますが細胞が外に対してむき出しの状態です。角膜は5層構造になっており、角膜上皮とよばれる層が外側にあります。角膜上皮は厚さ0.05mmと薄く傷つきやすいのですが、新陳代謝が活発です。傷を自己修復する機能を備えているものの、ダメージが大きいと自己修復が追いつかなくなり、レンズ機能が低下してものが見えにくくなって目の疲れを引き起こすことがあります。目の疲れを感じたときは、ピント調節の疲れだけではなく、角膜の傷であることも原因として考えられます。

02 現代人は角膜に
傷がつきやすい?

花粉やPM2.5などの異物が目に入った時に目をこすれば角膜に傷がつく、というのは想像しやすいでしょう。ただ、それだけではなく、現代人の生活スタイルは目を酷使する傾向にあり、知らず知らずに角膜に傷をつけている可能性が高いのです。主に、パソコンやスマホ・タブレットによる目の酷使、ドライアイ(目の乾き)、コンタクトによる軽度のコスレなどが原因です。具体的にどんなリスクがあるのかを詳しくみていきましょう。

VDT(Visual Display Terminals)作業

日常的にパソコン・スマートフォン・タブレットで目を酷使している人は、角膜に傷がつきやすい環境にあるため注意が必要です。

角膜の表面は涙で覆われており、まばたきによって涙が全体に行き渡る仕組みになっています。しかしディスプレイを見続けていると、まばたきの際に上まぶたと下まぶたがしっかり閉瞼せず不完全になり、まばたきの回数は通常の4分の1程度に減ってしまいます。涙が行き渡らず目が乾燥すると、まばたきの際にゴミや菌などの異物をスムーズに洗い流すことができず、角膜に傷がついてしまう恐れがあるのです。

ドライアイ(目の乾き)

加齢により涙の分泌量が少なくなり、涙の質も低下します。また、空気が乾燥しやすい冬の時期は、エアコン・暖房の使用により肌だけでなく目の水分も奪われやすくい環境です。エアコンの風が直接当たれば目が乾くリスクも高まります。

年齢や環境によって目が乾きやすくなり涙の質や量が不安定になると、角膜の表面全体に涙が行き渡らず、目に入った異物を洗い流しにくく角膜に傷がつきやすくなります。VDT作業と同様に、目が乾いた状態では、異物によってまばたきだけでも角膜が傷つくこともあるのです。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズの傷や眼球とのこすれによって角膜に傷がつくこともあるでしょう。コンタクトレンズを装用している人はドライアイ(目の乾き)になりやすく、角膜の傷へのリスクも高まります。特に含水率の高いレンズを装用している場合は、レンズが乾燥すると涙を吸収してしまい、目が乾きやすいといわれているので注意しましょう。

このように、現代人の生活環境やライフスタイルは、角膜に傷がつきやすい状況です。目の疲れを軽減させるためにも、日頃から目(角膜)のケアが大切です。

03 目の疲れを解消したい!今すぐ始められる対策とは

簡単に始められる疲れ目対策をご紹介します。普段から次のようなことに注意するよう心がけてくださいね。

目を酷使しない

目を酷使しない

パソコンやスマートフォンの使い過ぎで目が疲れている人は、こまめに休憩を入れて目を休ませるようにしましょう。例えば仕事でパソコンを使う人の場合は、休憩時間にスマートフォンで読書をしてしまうと目を休めることができないので、目を閉じたり遠くを見たりして毛様体筋をリラックスさせましょう。特にスマートフォンは字が小さく、凝視しやすいため注意が必要です。

目に負荷がかかりにくいように、ディスプレイを目から遠い場所に設置したり、画面の明るさを暗く調節したりするのもおすすめです。

目を酷使しない

目を乾燥させない

目を乾燥させない

角膜の傷などによる目の疲れは、目の乾燥が原因になっていることもあります。画面を凝視してしまいやすい人は、意識してまばたきの回数を増やすようにし、目の乾燥を防ぎましょう。まばたきは、上まぶたと下まぶたをしっかり閉じた「完全なまばたき」をすることが重要です。実は不完全になってしまっている人もいるので、注意しましょう。

また、ドライアイ(目の乾燥)の改善には、涙液補助効果のある目薬を使用することもおススメです。

目を乾燥させない

角膜のケアをする

角膜のケアをする

角膜上皮は傷つきやすい組織ではありますが、新陳代謝が活発なため通常は5〜7日で細胞が入れ替わります(ターンオーバー)。ターンオーバーを整えるために、目の周りのツボをマッサージしたり、入浴中に目の周りをあたためたりしましょう。角膜の傷が原因の目の疲れには、角膜修復成分が配合された目薬もおすすめです。

角膜のケアをする

記事監修:東邦大学医療センター 大森病院
眼科 教授 診療部長/堀 裕一 先生

Check Point あなたの角膜の
状態をチェック!

様々な目の不快症状、
実は角膜の傷が原因かも…。
次のチェックリストで角膜の
傷リスクをチェックしてみましょう。

この記事は医師の監修による
角膜の傷の解説であり、
目に不快症状がある場合は
眼科医に診てもらうことをおすすめします。

  • 1日5時間以上、テレビ・パソコン・スマートフォンなどの画面をみている
  • 1日中、目がゴロゴロする
  • 目を10秒以上あけていられない
  • 目が痛くなることがある
  • 常に目が乾いてショボショボする

疲れ目にお困りの方はこちら!

疲れ目に効く目薬

製品紹介

スマイル40プレミアムDX

スマイル40
プレミアムDX

  • 目の疲れ
  • 目のかすみ
  • 第2類医薬品

製品詳細を見る

スマイル40メディクリアDX

スマイル40
メディクリアDX

  • 目のかゆみ
  • 目の充血
  • 第2類医薬品

製品詳細を見る

スマイルザメディカルADX

スマイル
ザメディカルA
DX

  • 目の疲れ
  • 目のかすみ
  • 第3類医薬品

製品詳細を見る

スマイルザメディカルA DX コンタクト

スマイル
ザメディカルA DX
コンタクト

  • 目の疲れ
  • 目のかすみ
  • 第3類医薬品

製品詳細を見る

スマイル40 ゴールドコンタクト マイルド

スマイル40 ゴールド
コンタクト マイルド

  • 疲れ
  • かすみ
  • 第3類医薬品

製品詳細を見る

スマイル40 ゴールドコンタクト クール

スマイル40 ゴールド
コンタクト クール

  • 疲れ
  • かすみ
  • 第3類医薬品

製品詳細を見る

トップへ戻る